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理念・・・起業家にとっての“信念”、その事業そのものの信念が理念といってもいいだろう。 ここ数週間は創業資金の調達を目的として、様々なエンジェルと言われる投資家とお会いしている。 当然のことながら、リターンと言われる“対投資利益”ばかりをお考えになられる方も多いので、 営業利益、利益率、株式公開の可能性の有無、事業規模などばかりに質問も集中してくる。 それでも、たまにその事業そのものの社会的な貢献度合、更には経営者(私)の事業に対する信念を お聞きになられる方もおられる。 そうした方の中には、『自分は○○の運動を支援してます。』『○○のボランティアで活動してますが、 この事業は本当に社会的な貢献について深く考えて進めておられるのですか?』などといったかなり深い ご質問になる場合もある。 だが、こういうご質問をなさる方の殆どは、ご出資される意思はなく、単にご自分の活動と自治体、NPO等への ご自分の人脈と影響力を他の出席者にただアピールしたいだけの方も多いように思う。 そういう場合は、自分は率直に自分の考えを申し上げることにしている。 『自分は大した学も実績もない人間ですので自分一人で地域に貢献するには限りがあります。 けれども、貢献できる事業を立上げ、法人として税を納め、人を雇用することで、一人では実現できない くらいの貢献ができるものと考えてます。』と。 どんな大きな団体に所属して現場で大きな事をなさっていようと、“一個人”の力には限りがあるし、 “公人としての経営者となる”ことでの貢献のほうがはるかに大きいと確信している。 以前、何かの雑誌で、“何もしないよりは、偽善でもいいから良い行いをするほうがまし”という話題があったが、私もそう思う。 偽善でもいいから、良いことをひとつでも多くやることを皆が考え行動すれば、 もう少し暮らしやすい世の中になるように思う。 だって、何が本物で、何が偽者ということは、 その恩恵を受けた人が決めればいいことだもの。